Clean Shipping Index検証
Clean Shipping Index(注1)による検証機関(注2)として、ClassNKは、Clean Shipping Index Verification Guidelines に基づく検証を実施いたします。
CSI検証にあたっては、まず船会社が所有船舶の環境パフォーマンスを自己評価し、Clean Shipping Index Database(注3)に登録します。
本会は、登録された環境パフォーマンスについてVerification Guidelines に基づいて検証します。評価・検証の結果が自己評価の結果と完全に一致した場合、本会は、その結果をClean Shipping Index Databaseに登録いたします。本会の報告により、検証証明書がCSIより発行されます。
検証
検証は、10の異なった船種の船舶に対し、船舶の運航から影響を受ける環境5分野における環境パフォーマンスが対象となります。
(10船種)
- 一般貨物船
- 油タンカー
- 冷凍運搬船
- 危険化学品ばら積船
- ばら積貨物船
- コンテナ運搬船
- プロダクトタンカー
- ロールオン・ロールオフ船
- LPGタンカー
- 自動車運搬船
(5分野)
- 硫黄酸化物及び粒子状物質
- 窒素酸化物
- 二酸化炭素
- 化学物質(防汚塗料、船尾管オイル、外部油圧液、スラスタ・可変ピッチプロペラ用作動油、ボイラー・冷却水、洗浄水、冷媒)
- 水及び廃棄物(バラスト水、汚水・ブラックウオーター、廃棄物、スラッジオイル、ビルジウオーター)
二酸化炭素
二酸化炭素については、船種に応じ、EEOI計算ガイドライン(注4)、或いはCCWGガイドライン(注5)により算定し、評価することになります。EEOIはすべての船種に適用することが可能ですが、CCWGガイドラインはコンテナ船のみへの適用になります。
検証時期
本会の検証作業は、船会社及び船上における検証から構成され、船舶の船級検査及び条約検査、または環境マネジメントシステム審査の時期に併せて、実施することが可能です。
検証の流れ
本検証の流れは、以下の「検証の流れ」に記されたフローチャートの通りとなります。
検証の流れ
検証申込
お申込の際は、検証申込書“APPLICATION for Verification of Vessels under Clean Shipping Index (CSI)”及び以下の「提出書類」に示されている資料・記録等を提出いただきます。
- 注1:
- http://www.cleanshippingindex.com/
- 注2:
- 本会は、Clean Shipping Network AssociationのBoardから、Clean Shipping Index検証機関として承認されています。
- 注3:
- Clean Shipping Network Association に加盟する荷主企業は、Clean Shipping Index Database にアクセスすることができます。
- 注4:
- IMOによるエネルギー効率運航指標(EEOI)の算出のための方法(MEPC.1/ Circ.684)。
- 注5:
- Clean Cargo Working Group により開発された二酸化炭素排出量算定のための方法。
問い合わせ先
検証全般についてのお問い合わせ先
一般財団法人 日本海事協会 環境部〒102-8567 東京都千代田区紀尾井町4番7号
電話: 03-5226-2178 ファックス:03-5226-2179 e-mail: ghg@classnk.or.jp