テクニカルインフォメーション - テキスト版 -
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MSC 110の審議結果の紹介
2025年6月18日から6月27日にかけて第110回海上安全委員会(MSC 110)が開催されました。今般、IMOよりMSC 110の議事録及び決議並びにサーキュラーが発行されたことから、次の通り同会合の情報及び審議結果をお知らせいたします。
1. 採択された条約及び関連コードの主要な改正
今回の会合で採択された主要な義務要件は以下の通りです。
(1) SOLAS条約II-2章及びV章の改正(添付1, 4, 12参照)
防熱に関するSOLAS条約II-2章11規則の字句修正及び水先人用移乗設備の設計、保守点検等に関するV章23規則の改正が採択されました。また、V章の改正により強制化される水先人用乗下船設備の性能基準についても併せて採択されました。なお、本改正については早期適用を促すサーキュラーの発行が併せて合意されました。
水先人用移乗設備に関する詳細については7.をご参照ください。
適用 2028年1月1日発効
(水先人用移乗設備に関する要件は就航船にも適用されます。)
(2) HSCコードの改正(添付2, 3参照)
高速旅客船における幼児用及び大人用の救命胴衣の数量に関する1994HSCコード及び2000HSCコードの改正が採択されました。
適用 2028年1月1日発効
(就航船についても、2028年1月1日以降の最初の更新検査までに適合する必要があります。)
2. 承認された条約及び関連コードの主要な改正
今回の会合で承認された主要な義務要件は以下の通りです。これらは、2026年5月に開催されるMSC 111にて採択される見込みです。
(1) IPコードの改正(添付5参照)
復原性計算に用いる産業人員(IP)の体重を75kgから90kgに変更するIPコード第IV部の改正が承認されました。
(次頁に続く)