テクニカルインフォメーション - テキスト版 -
ClassNK テクニカル インフォメーションのテキスト(先頭から約 2000 字分)を表示します。
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救命艇および進水装置の保守、整備および点検の件
2011年の弊会船級船のPSC統計データによると、救命艇および進水装置に関して指摘された欠陥は2010年にいったん減少しましたが、2011年は再び、最も多く指摘された欠陥となりました(欠陥指摘277件、うち拘留78件)。
入手したPSC検査レポートを詳細に見ると、不具合を指摘された主な箇所は以下のとおりです。
- 離脱装置:32件
- エンジン(燃料、潤滑、排気、冷却の各系統とクラッチ、バッテリを含む):71件、
うち始動用バッテリ26件
- 反射材:15件
これらに関する欠陥指摘は単独では「出航までに是正」等で判定されても、幾つかの不具合が重なると、これら不具合を客観的証拠としてISM Code 10 "Maintenance of the Ship and Equipment"への不適合とされ、拘留に至るケースが多くありますので、細かく注意を払うことが必要です。
各位におかれましては、多くの場合、本船上の救命艇および進水装置の保守点検計画、整備要領は、メーカー推奨を参考にSMS上の手順を定めていることと思います。
標準的なメーカー推奨保守点検計画によれば、離脱装置、エンジンおよび周辺機器・配管には、週例、月例、訓練時の各機会において、何らかの点検項目があります。
各位におかれましては、以下を実施されることをお勧めいたします。
1. SMS上の手順が、メーカー推奨の点検計画等を満たしているかの再確認
2. 管理下の各船に対し、各点検整備の機会において、手順に定める具体的な点検項目(例えば、離脱装置の週例点検項目はリセット状態と稼動部の清浄性)と要領を、都度 確認するよう指示。
なお、反射材(破れ、剥がれ、塗料による汚損等)については、メーカー推奨の保守点検計画・要領に明記されていない場合があります。必要に応じ御社の点検計画に明記する等をご検討願います。
なお、本件に関してご不明な点は、以下の部署にお問い合わせください。
一般財団法人 日本海事協会 (ClassNK)
本部 管理センター 安全管理システム部
住所: 東京都千代田区紀尾井町4-7(郵便番号 102-8567)
Tel.: 03-5226-2173
Fax: 03-5226-2174
E-mail: smd@classnk.or.jp