テクニカルインフォメーション - テキスト版 -
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PSC検査の最近の動向について(ISMコード関連)
世界各国でのPSC活動は年々盛んになっており、2011年は特に中国及びインドでの検査数が増加しております。
そして、最近の傾向として従来の船体及び設備艤装機器のハード面の不具合に関する指摘に加え、船舶のオペレーション及び人員のマネジメントに関連するソフト面の指摘が増えております。最近のISMコードに関連するPSCの指摘が多い項目について以下の通りご紹介いたしますのでご留意下さいますようお願いいたします。
1. 航海計画の準備不足
航海前に、必要な適切な海図及びその他の航海に関する情報を使用して事前に計画されていることを確保する点について、以下の欠陥が指摘されております。
(1) 海図の不備や改補の不足
(例)
その海域に適した最大尺度の海図(largest scale chart)の不備
計画された航路に破棄すべき海図を使用した。
海図が改補されていない。
(2) 特別海域(Special Areas, MARPOL Annex VI)、特別敏感海域(Particularly Sensitive Sea Areas: PSSA)の要求の非遵守
特にオーストラリアのグレートバリアリーフ近辺の航行の違反が報告されていることから、Australian Maritime Safety Authority(AMSA)の通達にも注意ください。
AMSA、PSSAに関する通達:
Particularly Sensitive Sea Areas
http://www.amsa.gov.au/Publications/Fact_sheets/PSA_fact.pdf
Important Changes to REEFVTS
http://www.amsa.gov.au/Publications/Fact_sheets/REEFVTS.pdf
(3) 電子海図表示システム(ECDIS)の操作方法
(例)
計画された航路の電子海図がない。
最新の承認された電子海図(国際水路機関IHO基準)を使用していない。
特に追加設備として搭載している場合においても、当直を担当する職員がECDISの使用方法を熟知していないと、欠陥として指摘される場合もあります。
(次頁に続く)