テクニカルインフォメーション - テキスト版 -

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MARPOL ANNEX VI(船舶からの大気汚染防止のための規則)における米国カリブ海の排出規制海域の追加について

発行番号: 英語版 (129kb)

連絡先:

発行日:2011 年 10 月 04 日

2006年4月13日発行のClassNKテクニカル・インフォメーションNo.TEC-0654、2009年5月13日発行のNo.TEC-0771及び2010年11月11日発行のNo.TEC-0832にて、MARPOL ANNEX VI(以下、ANNEX VI)における排出規制海域についてお知らせしておりますが、2011年7月に開催されたIMO第62回海洋環境保護委員会(MEPC 62)において、米国カリブ海海域を新たに排出規制海域(Emission Control Areas: 以下、ECA)として指定するANNEX VIの改正案が採択されましたので、関連する内容についてご連絡いたします。なお、本件につきましてはIMOより添付の決議MEPC.202(62)が発行されています。

1. 新たにECAに指定された海域
米国カリブ海海域(プエルトリコ及び米領ヴァージン諸島の大西洋及びカリブ海沿岸に位置する海域)が、NOx、SOx及び粒子状物質(PM)に対するECAとして指定されました。本海域の定義の詳細につきましては、IMO決議MEPC.202(62)をご参照ください。

2. 規制の適用
本改正は2013年1月1日に発効しますが、米国カリブ海海域におけるSOx及び粒子状物質(PM)の規制(MARPOL ANNEX VI第14規則)につきましては、発効後12ヵ月の免除規定があることから、2014年1月1日より規制が開始されることになります。また、同海域におけるNOxの規制につきましては、ANNEX VI第13規則のNOx 3次規制が適用されますので、2016年1月1日*以降の規制開始となります。

ただし、2011年8月1日以前に建造された船舶であって、本来留出油又は天然ガスを燃料として運航するように設計されていないボイラを主機とする船舶については、2020年1月1日までの間、北米海域又は米国カリブ海海域のECAを航行する際に、ANNEX VI第14.4規則による燃料油中硫黄分濃度の規制は適用されないこととなりました。

* NOx 3次規制は、2016年1月1日以降に建造された船舶に搭載のディーゼル機関に適用されます。ただし、NOx 3次規制を実施するための技術開発状況のレビューが2012年から2013年にかけてIMOにより行われることになっており、その結果によっては適用時期が調整される可能性があります。

(次頁に続く)