テクニカルインフォメーション - テキスト版 -
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MSC89の審議結果の紹介
2011年5月11日から2011年5月20日にかけて開催されたIMOの第89回海上安全委員会(MSC89)での情報及び審議結果について次の通りお知らせいたします。
1. 採択された強制要件
今回、採択された強制要件の改正のうち、主な改正は次の通り。
(1) SOLAS III/1.5及びLSAコードIV章4.4.7.6規則: 救命艇離脱装置の交換に関する改正
救命艇の予期せぬ落下による人身事故防止のため次のLSAコード、SOLAS改正等が採択または承認された。
(i) LSAコードIV章4.4.7.6規則の改正(添付1参照)
救命艇の離脱フックの安全な離脱機構の性能要件を明確化するLSAコード改正が採択された。
(ii) SOLAS III章1.5規則の改正(添付2参照)
上記(i)の改正コードの一部要件(改正LSAコードの第4.4.7.6.4から4.4.7.6.6規則)に適合していない現存救命艇の離脱フックについて、2014年7月1日以降の最初の上架又は入渠検査の時期(ただし、2019年7月1日)までに新要件に適合した離脱フックに交換又は改造することを義務付けるSOLAS改正が採択された。
(iii) 現存救命艇の離脱フックの評価及び交換のためのガイドライン(添付3参照)
製造者は現存救命艇の離脱フックの評価を実施し主管庁又はROの承認を受けること、及び、主管庁は2013年7月1日までに評価結果をIMOに報告することを要求する「現存救命艇の離脱フックの評価及び交換のためのガイドライン」が承認された。
(iv) SOLAS III章1.5規則の早期適用ガイドライン(添付4参照)及び関連の試験勧告(添付5参照)
上記(ii)SOLAS III章1.5規則を早期に適用するため、現存救命艇の離脱フックの評価を早期に実施することを推奨するガイドラインが承認されると共に、救命設備の試験勧告(IMO Res. MSC.81(70))の改正が採択された。
(次頁に続く)