テクニカルインフォメーション - テキスト版 -
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USCGによって実施される入港禁止に関するPSC検査等の手順について
United States Coast Guard (USCG)は、外国籍サブスタンダード船に対して、米国領域内への入港を禁止する手順をまとめた方針文書“BANNING OF FOREIGN VESSELS”(CG-543 Policy Letter 10-03、2010年9月1日付)を発行しました。
本方針によれば、米国の法規、国際条約等の要件を満足するよう要求される米国領域内を航行する全ての外国籍船舶に対して、過去12ヶ月以内に3度、USCGによって拘留され、安全管理システム(SMS)を効果的に実施できなかったことが拘留の一因と判断された場合、入港禁止通知書"Letter of Denial"が発行されます。ただし、拘留回数が12ヶ月以内に3回未満の場合であっても、以下の場合においては、USCG本部の判断に従い"Letter of Denial"が発行されることがあります。
1. 船舶、乗組員の安全あるいは海洋環境に対して著しい危険がある場合
2. 過去に海洋環境に対して安全でない、あるいは脅威をもたらすような船舶事故、海洋汚染事故あるいは重大な修理上の問題がある場合
3. 米国の法規に違反するような油流出などがある場合
なお、本方針は、2010年9月1日より実施されており、実施日以前の時期を含む12ヶ月以内の拘留などの履歴が対象になります。
また、U. S. Department of Homeland Security United States Coast Guardのウェブサイト(https://homeport.uscg.mil/)内の"Missions > Port State Control > Foreign Vessel Safety > Banning of Foreign Vessels"において、本方針文書及び入港禁止の対象となった船舶のリストが公開されています。また、United States Coast Guard Maritime Information Exchange(CGMIX)のウェブサイト(https://cgmix.uscg.mil/)内にあるデータベース検索システム"Port State Information Exchange"の"Vessel Search"機能を利用すれば、船名等の必要情報を入力することで、その船舶のUSCGによる拘留等の履歴を確認することができます。
本方針文書に示されている米国領域内への入港を禁止する手順の概略は以下のとおりです。
1. PSC検査官は、USCGにより、過去12ヶ月以内に3度の拘留履歴がある船舶に対して、PSC検査実施前に、SMS上著しい問題があるかどうか確認するため、指摘事項、拘留、船舶事故、海洋汚染事故あるいは違反等の履歴を詳細に調査する。また、この調査は、他国が実施したPSC検査の記録についても実施される。
2. 上記調査において、対象船舶を再び拘留する場合、PSC検査官は、指摘したサブスタンダードな状態が、SMSが効果的に実施されなかったことに起因するかどうか評価する。
(次頁に続く)