テクニカルインフォメーション - テキスト版 -
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コンテナ船の実海域性能指標(海の10モード)鑑定サービス業務の件
環境保護への意識の高まりや、昨今の不安定な燃料価格による運航経済性の更なる見直しから、風・波環境下での船舶推進性能を精度良く把握することが望まれています。
船舶性能については、商習慣上では試運転における平水中性能の評価・判定に留まり、特に設計段階における実海域での性能についての統一的な評価指標が無いため、船舶が実際に運航されるまでその性能評価は困難なものです。さらには、実際の運航においても、載荷状態、航路及び遭遇海象の違いなどにより、その性能を比較検討することは容易なものではありません。
弊会では2007年度より2年間に亘り「コンテナ船の環境性能技術鑑定サービス業務の開発」として実海域性能指標を策定する研究を行い、その成果として「船舶の実海域性能指標 -海の10モード- 鑑定ガイドライン (コンテナ船用)」として取り纏めました。
鑑定ガイドラインでは、理論計算と水槽試験を組み合わせた手法(ハイブリッド計算法と呼ぶ)により、ビューフォート風力階級(以下BF)においてBF0(平水中)での速力から、BF7まで(BF1及びBF2を除く)の海象条件下での速力低下量を算出し、その速力低下量をもって実海域性能指標として与えています。
この度、弊会では同ガイドラインに沿って算出された実海域性能指標であることを第三者認証とする鑑定業務を開始いたしました。
ハイブリッド計算法により、船の建造計画段階において実海域性能指標を得ることで、実海域での性能に優れた船舶の計画、建造の推進となり、また実海域でのより正確な性能把握を可能とすることで、運航経済性の向上に役に立つものと期待いたします。