テクニカルインフォメーション - テキスト版 -
ClassNK テクニカル インフォメーションのテキスト(先頭から約 2000 字分)を表示します。
詳細については、発行番号をクリックして、PDF ファイルを参照下さい
MARPOL Annex IV 汚水貯留タンク内の未処理汚水を船外に排出する際の排出速度の承認について
海洋汚染防止条約付属書IV第11規則によると、貯留タンク内の汚水は船舶が4ノット以上の速力で航行している間に適当な排出速度で排出しなければならないとあります。2007年7月13日に採択されたMEPC.164(56)により第11規則が改正され、当該排出速度は、IMOが作成した基準IMO Resolution MEPC.157(55)に基づいて主管庁により承認されたものとしなければならないこととなりました。この改正第11規則は2008年12月1日より適用されます。
したがって、貯留タンク内の汚水を、承認された汚水処理プラントを通さずに排出する船舶については、IMO Resolution MEPC.157(55)に従って排出速度表を作成し、船籍国政府の承認を受ける必要があります。
弊会がInternational Sewage Pollution Prevention Certificateを発行した船舶については、弊会が船籍国政府に代わり当該排出速度表を承認することが可能です。
以下にその手順を示します。
1. MEPC.157(55)に従い排出速度表を作成する。
(1) 各状況における最大許容排出速度を次の計算式により算出する。
DRmax=0.00926VDB
DRmax: 最大許容排出速度(m3/h)
V: 平均航行速度(knots)
D: 喫水(m)
B: 船幅(m)
(2) 計算結果を表にする。
平均航行速度は4ノットから連続最大速力まで、2ノットごとに記載する。
喫水は最低喫水から満載喫水まで、1m毎に記載する。
(3) 排出速度表の例を添付する。
2. 作成した排出速度表をE-mailに添付し、弊会機関部(E-mailアドレス: mcd@classnk.or.jp)に送付する。
3. 弊会機関部において内容を審査し承認印を押印した後、排出速度表をE-mailで返送する。
4. 承認された排出速度表を本船に保管する。
また、日本籍船の排出速度表の承認は国土交通省地方運輸局等で行います。
(次頁に続く)