テクニカルインフォメーション - テキスト版 -
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大型コンテナ船の極厚鋼板に対する非破壊検査の実施について
近年の研究により、大型コンテナ船の船体構造に使用される極厚鋼板について、従来の知見と異なり、新造時に溶接部に内在する欠陥の寸法によっては、就航後一定期間に欠陥が進展し脆性亀裂を引き起こし、従来の鋼材ではこの脆性亀裂を停止することができない可能性があることが指摘されております。 また、本件は現在も関係者により更なる調査研究が進められております。
一方、極厚鋼板を使用している大型コンテナ船が多数建造中或いはすでに就航しております。就航コンテナ船に脆性亀裂による損傷は発生しておりませんが、今後の調査研究の最終結果が出るまでの暫定的対策として、これらの船舶に対して、次の検査を実施することといたします。
[暫定的対策]
以下の非破壊検査を実施し、有害な欠陥がないことを確認する。
1. 対象船舶: 就航コンテナ船および未就航コンテナ船
2. 実施時期: 【就航船】 Special Survey No.2 (建造後5年を超え10年以下の船舶に対する)
【未就航船】 製造中登録検査
3. 適用開始: 即日適用(完工直前等の理由でこれにより難い場合は御申し出下さい。)
4. 対象部材: 板厚50mmを超える次の強力甲板部縦通部材(骨材を除く)の突合せ溶接部(バット継手)全線
i) ハッチコーミング(頂板を含む)
ii) 上甲板
iii) 舷側厚板
iv) 縦通隔壁(最上層板)
5. 非破壊検査方法: 超音波探傷試験
6. 合否基準: 検査要領M編 付属書M1.4.2-3(1)「船体構造の溶接部に対する非破壊検査に関する検査要領」1.3.4による。
(次頁に続く)