テクニカルインフォメーション - テキスト版 -
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IMO第81回及び第82回海上安全委員会(MSC)で採択されたSOLAS III章及びLSA Code改正の概要
IMO第81回及び第82回海上安全委員会(MSC)にて、決議MSC.201(81)及び決議MSC.216(82)によりSOLAS III章が、また、決議MSC.207(81)及び決議MSC.218(82)によりLSA Codeが改正されました。主な改正は以下の通りです。なお、改正の詳細につきましては、添付(アンダーラインは改正部分)及びClassNKテクニカルインフォメーションTEC-0691をご参照下さい。
1. 決議MSC.201(81)の主な改正点
(1) 航行時間が24時間未満の旅客船に搭載される幼児用救命胴衣の数が規定された。
(2) 大人用救命胴衣が、体重140kg胸囲1,750 mmまでの人が着用できるよう設計されていない場合、救命胴衣を固定するための適当な付属品の備え付けが要求された。
本決議は2010年7月1日発効予定です。
2. 決議MSC.207(81)の主な改正点
(1) 個人用救命設備の使用温度範囲(-15℃から+40℃まで)が規定された。
(2) 急速離脱される救命浮環の質量(4kg以上)が規定された。
(3) 救命胴衣の要件が全面改正された。
(4) イマーションスーツの救命胴衣としての兼用が認められなくなった。
本決議は2010年7月1日発効予定です。
3. 決議MSC.216(82)の主な改正点
(1) 新世代救命設備又は装置の承認手順が規定された。
(2) 一層の開放甲板レベルで容易に船側から船側へ移動できる救命いかだの重量が185kg未満に制限された。
(3) SOLAS Reg.III/32.3.3の改正により、SOLAS Reg.III/31.1.4に従い積み付けられる離れた位置にある救命用の端艇又はいかだに、追加のイマーションスーツが要求されることとなった。
本決議(1)は2010年7月1日、他は2008年7月1日発効予定です。
4. 決議MSC.218(82)改正の内容
(1) 救命いかだに備えられる清水、食料及びそれらの容器の要件が規定された。
(2) 膨脹式救命いかだの膨脹システムはISO 15738に適合することが要求された。
(3) 膨脹式及び固型救命いかだの、少なくとも1つの入口に備えられるタラップの要件が規定された。
(4) つり索によって進水する救命艇の離脱装置の要件が全面改正された。
(5) 高速救助艇及びその進水装置の要件が規定された。
本決議は2008年7月1日発効予定です。
(次頁に続く)
5. IMO MSC.1/Circ.1215によるSOLAS III章及びLSA Code改正の早期実施について
前1.から4.に掲げる改正の早期実施を促すべく、IMOよりMSC.1/Circ.1215が発行されております。旗国又は主管庁によっては、本Circ.に従い上記改正の早期実施が行われる可能性があります。
なお、本件に関してご不明な点は、以下の部署にお問い合わせください。
財団法人 日本海事協会 (ClassNK)
本部 管理センター 材料艤装部
住所: 東京都千代田区紀尾井町4-7(郵便番号 102-8567)
Tel.: 03-5226-2020
Fax: 03-5226-2057
E-mail: eqd@classnk.or.jp
添付:
1. SOLAS III章改正の概要
2. LSA Code改正の概要