テクニカルインフォメーション - テキスト版 -
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MSC 82の審議結果の紹介
2006年11月29日から12月8日にかけて開催されたIMO第82回海上安全委員会(MSC 82)の審議結果について、次の通りご紹介致します。
1. 条約等強制要件の採択
今回採択された条約規則の改正及び関連規則等は以下の通りです。各々、発効日毎に纏めております。
1.1発効日:2008年7月1日予定
(1) SOLAS II-1章関連
(i) II-1/3-2規則の改正 - バラストタンク塗装性能基準 (添付1及び添付2、Annex 1参照)
塗装性能基準をSOLAS条約上で強制化するためのSOLAS II-1/3-2規則の改正案及び塗装性能基準案が採択された。
適用対象は、500GT以上のすべての船種のバラストタンク及び150m以上のバルクキャリアの二重船側区画(ボイドスペースも含む)であり、ここで言うバルクキャリアとはXII章の新定義のバルクキャリアである。
適用時期はMARPOL方式と同様の手法を取り、
- 2008年7月1日以降の建造契約
- 2009年1月1日以降の起工(建造契約がない場合に限る)
- 2012年7月1日以降の引き渡し
のいずれかに該当する場合に適用される。
(2) SOLAS II-2章関連 (添付2、Annex 1参照)
(i) II-2/4.5.2.3規則の改正 - 貨物エリアの防火要件に関する整合のための改正
SOLAS II-2章の各規則において要求される防火構造要件の適用範囲を整合する目的で、SOLAS II-2/4.5.2.3規則に、これまで規定されていなかったA-0の窓及び舷窓の設置を認める規定を追加した。
(ii) II-2/1, 3, 5, 6, 7, 9及び10規則の改正 - 旅客船のキャビンバルコニー関連
旅客船のキャビンバルコニーに固定式火災探知警報装置及び固定式加圧水噴霧装置の設置又は不燃性材料の使用等を要求する規定が追加された。
2008年7月1日以降起工の新造旅客船だけでなく、それ以前の現存旅客船にも適用される。2008年7月1日以降の最初の検査までに適合することが要求される。
(3) SOLAS III章の改正 - 救命設備関連(添付2、Annex 1参照)
SOLAS III章の規則間及びLSAコード等の関連規則との整合をとるための全般的見直しの結果、改正案が採択された。
(次頁に続く)