テクニカルインフォメーション - テキスト版 -
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MSC79での審議結果の紹介
2004年12月1日から10日にかけて開催されたIMO第79回海上安全委員会(MSC79)の審議結果について次のとおりご紹介致します。
1. 条約等強制要件の採択〜バルクキャリアの安全対策
1998年から始まったバルクキャリアの安全性の議論は、6年間の検討を経て今回のMSC79で終了しました。バルクキャリアのための追加安全措置を規定する改正SOLAS XII章及びFree-fall Lifeboatの搭載を強制化するSOLAS III/31規則改正が採択されました。発効は2006年7月1日を予定しています。
(1) SOLAS XII章の改正(添付1参照)
改正SOLAS XII章の主な改正点を以下に紹介します。
(I) バルクキャリアの定義の見直し(Reg.1)
SOLAS XII章適用上のバルクキャリアの定義は、「鉱石運搬船及び兼用船を含む主として乾貨物をばら積みで運搬する船舶」となります。SOLAS IX章でバルクキャリアとして定義されているTop side tank / Bilge hopper tankを有する「所謂バルクキャリア」だけでなく、断面形状に関わらず「主に乾貨物をばら積みで運搬する船舶」がバルクキャリアとして含まれました。
(備考)
これまでSOLAS XII章の適用対象外であったが今回の規則改正によりバルクキャリアとして定義される船舶であっても2006年7月1日以前に建造された船舶(チップ船、オープンタイプバルクキャリア、一般貨物船等)は、改正SOLAS XII章を適用しなくても良い。
(ii) 二重船側バルクキャリアの復原性及び強度要件(Reg.4.2 & 5.2)
150m以上で二重船側幅がB/5又は11.5mのうちどちらか小さい方未満の新造二重船側バルクキャリアは、比重1,000kg/m3以上の貨物を運送するために設計された場合、損傷時復原性要件及び損傷時強度要件が要求されます。
(次頁に続く)