テクニカルインフォメーション - テキスト版 -
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MSC78での審議結果の紹介
2004年5月12日から21日にかけて開催されたIMO第78回海上安全委員会(MSC78)の審議結果について次のとおりご紹介いたします。
1. 条約等強制要件の採択
以下のSOLAS条約、IMDG Code改正案等が採択されました。
(1) PMAの改正(添付1参照)
MSC76で採択されたSOLAS II-1章/3-6規則およびTechnical Provisions(以下、PMA規則)の改正案が今回採択されました。2003年12月に開催された第23回総会において、現行のPMA 規則は実用的・安全でないとの懸念をギリシャ政府が示し、これをDE小委員会で検討するよう指示が出されました。MSC78では、DE小委員会で作成された改正PMA規則案を審議し、結果、MSC76で採択された現行PMA規則より緩和された改正PMA規則が採択されました。本改正規則はSOLAS条約の規定に基づき2006年1月1日に正式発効することとなりますが、条約締約国が正式発効に先駆けて2005年1月1日以降同改正規則をMSC76で採択された現行規則の代わりに適用できることも合意されています。
(2) イマーションスーツの定員分の搭載(添付2参照)
定員分のイマーションスーツの搭載を要求するSOLAS III章/32規則の改正案が今回採択されました。全貨物船に対し、新造船および現存船に関係なく、定員分のイマーションスーツを搭載するよう規定しています。ただし、SOLAS IX章で定義されるバルクキャリア以外の船種で温暖海域のみを航行するものにあっては、主管庁裁量で免除可能と規定されています。2006年7月1日以前建造の現存船は、2006年7月1日以降の最初のSE検査までに定員分のイマーションスーツを搭載する必要があります。
(3) 救命設備の検査・保守・ドリル(添付2参照)
救命設備の検査・保守・ドリルに関するSOLAS III/19, 20規則の改正案が今回採択されました。発効は2006年7月1日を予定。
(4) 衛星EPIRBの保守(添付2参照)
衛星EPIRBの保守に関するSOLAS IV/15規則の改正案が今回採択されました。衛星EPIRBは5年に一度は承認された陸上整備施設での保守が要求されることになります。発効は2006年7月1日を予定。
(次頁に続く)