テクニカルインフォメーション - テキスト版 -
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MEPC49の審議結果の紹介
2003年7月14日から18日にかけて開催されたIMOの第49回海洋環境保護委員会(MEPC49)での情報及び審議結果について次のとおりお知らせいたします。
1. シングルハルタンカーフェーズアウト(添付1参照)
シングルハルタンカーフェーズアウトの更なる前倒し、重質油輸送の禁止及びCASの早期適用を要求するEU提案が審議されMARPOL Annex Iの改正案が承認されました。本年2003年12月のMEPC50で再度審議の上採択されることになっています。この改正案は2005年4月に発効の見通しとなっています。
(1) シングルハルタンカーフェーズアウトの前倒し
MARPOL Annex I Reg.13G改正案の概略は、
(I) Category 1 Tankerは2005年でフェーズアウト
(ii) Category 2 & 3 Tankerは2010年でフェーズアウト。ただし、CAS適合を条件に、主管庁は2015年又は「20」「23」「25」歳の早い時までの運航を認めることができる。これは、12月のMEPC50で再度審議される。
(2) シングルハルタンカーでの重質油輸送の禁止
新たに作成されたMARPOL Annex I Reg.13H案の概略は、
(I) 重質油を運送する600 DWT以上5,000 DWT未満のシングルハルタンカーは、Reg.13F(7)を2008年までに適合すること。
(ii) ただし、「2015年」又は「xx」歳までの運航継続及び内航船に対する適用免除については、2003年12月のMEPC50で再度審議される。
(3) CASの早期実施
Category 2 & 3 Tankerは、2005年以降は15歳以上にCAS適合が必要。
2. バラスト水条約(添付2参照)
海洋環境に対する有害生物拡散防止を目的とする「船舶のバラスト水及び沈殿物の排出規制及び管理に関する新条約案」に関する審議が行なわれ、新条約案が作成されました。この新条約案は2004年2月に外交会議を開催して採択することが予定されています。
(次頁に続く)
3. MARPOL Annex VI(大気汚染規制)の発効に関する情報
IMO事務局より、MARPOL Annex VIの発効要件が近々満たされる見通しである事が報告されました。2003年6月20日の時点で11カ国、その商船船腹量の合計が総トン数で世界の50%を超えており、5カ国は批准作業の最終段階にあります(発効要件は15カ国以上でその合計船腹量が50%以上)。発効要件が満たされるとその1年後に効力を生じることとなります。
4. その他の検討項目
(1) 船舶からの大気汚染(温室効果ガスの削減)
船舶から排出される温室効果ガスの削減に関するIMOのポリシーと実行に関する総会決議案が作成されました。これは2003年12月の総会で採択される予定です。
(2) シップリサイクル
シップリサイクルに関するガイドラインとなる総会決議案が作成されました。これは2003年12月の総会で採択される予定です。
(3) 有害影響を及ぼすTBT系塗料の規制
AFS条約(International Convention on the Control of Harmful Anti-Fouling Systems on Ships)で引用されている船舶の防汚方法の検査に関するガイドラインがMEPC決議として採択されました。
(iii) 船舶の防汚方法のサンプリングに関するガイドライン
(iv) 船舶の防汚方法の監督に関するガイドライン
なお、本件に関してご不明な点は、以下の部署にお問い合わせください。
財団法人 日本海事協会 (ClassNK)
本部 管理センター 国際室
住所: 東京都千代田区紀尾井町4-7(郵便番号 102-8567)
Tel.: 03-5226-2038
Fax: 03-5226-2039
E-mail: xad@classnk.or.jp
添付:
1. MARPOL Annex I改正案
2. バラスト水条約案