テクニカルインフォメーション - テキスト版 -

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このテクニカル インフォメーションは、2007 年 08 月 08 日付で絶版となっています。

大型ばら積貨物船の二重底及びビルジホッパータンク内縦通肋骨の精密検査について

発行番号: 英語版 (122kb)

連絡先:

発行日:1998 年 06 月 18 日

さて、最近200mを超える大型ばら積貨物船の二重底及びビルジホッパータンク内縦通肋骨に、クラックが発見されたと報告されております。

この種の損傷は、高張力鋼を採用した船底及び船側縦通肋骨の以下の個所に発生し、縦通肋骨の深さ方向に進展しております。


横隔壁との取合い部


横桁または肋板との取合い部

ある船舶では、クラックが外板にまで達したために緊急避難をし修理を行うに至ったケースもあります。

損傷は船の中央部に集中して発生しており、縦通肋骨の断面形状としては、アングル材、Lタイプビルトアップ材のほかに、従来損傷の少なかったTタイプビルトアップ材にも発生しております。

損傷船の船齢の傾向は、航路などの運航条件の違いもあり特定できません。

大型ばら積貨物船の重大損傷を防止するために、今後、船の長さが200mを超える大型ばら積貨物船の定期的検査において、二重底及びビルジホッパータンク内の縦通肋骨に、高張力鋼(HT32,HT36,HT40)が採用されている場合には、二重底及びビルジホッパータンクの内部検査を行う際、上記損傷を考慮した詳細な検査を以下の方法にて行うこととしました。

本会のこの問題への取り組みをご理解くださいますとともに、十分な検査が行えるように必要な準備をしてくださいますようお願いいたします。


中間検査 (Intermediate Survey)

内部検査において定期検査(Special Survey)に準じた精密検査を二重底及びビルジホッパーバラストタンクの縦通肋骨について行う。

建造後5年を超え10年以下の船舶については、内部検査を行う「代表的なバラストタンク」に船体中央部二重底及びビルジホッパーバラストタンクを含める。

 


定期検査 (Special Survey)

精密検査を行う際、二重底及びビルジホッパータンクの縦通肋骨について特に注意をはらう。

二重底及びビルジ部にある燃料油タンクの内部検査を行う際も、同様に注意をはらう。

建造後10年以下の船舶については、精密検査の対象部材の選定にあたって、船体中央部二重底及びビルジホッパータンクの縦通肋骨を含める。

 

本件に関してご不明の点がございましたら、本会検査技術部(Tel.03-5226-2027, Fax.03-5226-2029)までお問い合わせ願います。