テクニカルインフォメーション - テキスト版 -
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電気-油圧式クレーン装置の保守・点検について
本会船級船に搭載された電気-油圧式クレーン装置で、クレーン装置を起動後、無負荷で「下げ」操作されたジブが急に落下、破損する事故が数件報告されております。
事故当時の状況及び事故を起こしたクレーン装置の調査の結果、(1)冬季低温時(-10℃前後)における不十分な暖機運転が電気-油圧系統の作動油の粘度を高いままとし、同系統が計画通り機能しなかったこと、(2)電気-油圧系統の長期にわたる保守・整備不良による油圧モータの磨耗が同モータが不規則を引き起こしたこと、等が今回のジブ落下の原因としてと推定されます。
貴社の船舶に搭載されている電気-油圧式クレーン装置については、製造者の定める取扱説明書に従った運転準備及び保守・点検が確実に実施されているものと推察いたしますが、上記の事故に鑑み、以下の点について再点検し、必要なら、適切な措置をとるようご推奨申し上げます。
冬季の低温時の運転に際し、十分な暖機運転の実施。暖機運転後、ジブ格納台付近にて無負荷のジブの「上げ」「下げ」操作を適当な回数実施することにより、運転準備を行う。
オイルフィルターエレメントの清浄、作動油の性状、粘度等の定期的なチェック、及び、必要なら、関連部品の取り替え
その他、製造者の定める取扱説明書に従った保守・点検
以上