テクニカルインフォメーション - テキスト版 -

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MSC 108の審議結果の紹介

発行番号: 英語版 (2967kb)

連絡先:

発行日:2024 年 11 月 08 日

2024年5月15日から5月24日にかけて第108回海上安全委員会(MSC 108)が開催されました。今般、IMOよりMSC 108の議事録及び決議並びにサーキュラーが発行されたことから、次の通り同会合の情報及び審議結果をお知らせいたします。

1. 採択された条約及び関連コードの主要な改正
今回の会合で採択された主要な義務要件は以下の通りです。

(1) SOLAS条約II-1章3-4規則の改正(添付1参照)
タンカー以外であって20,000GT以上の船舶に非常用曳航設備を搭載することを要求するSOLAS条約II-1章3-4規則の改正が採択されました。なお、設備の具体的な要件を規定するガイドラインは2025年の完成を目標に船舶設計・建造小委員会(SDC)にて検討中です。

適用: 2028年1月1日以降に起工又は同等段階にある船舶

(2) IGFコードの改正(添付3, 11参照)
IGFコードの見直し及び低引火点燃料に関するガイドライン検討作業の一環として検討された、燃料タンクの圧力逃し弁の冗長性等に関するIGFコードの改正が採択されました。また、同改正コード4.2.2及び8.4.1から8.4.3については旗国への自発的な早期実施を促すMSCサーキュラーが発行されました。

適用: 次のいずれかに該当する船舶
1. 2026年1月1日以降に建造契約が行われる船舶
2. 2026年7月1日以降に起工又は同等段階にある船舶(建造契約がない場合)
3. 2030年1月1日以降に引渡しが行われる船舶
ただし、以下の要件については現存船にも適用される。
1. バンカリングマニホールドには,供給側に備えられている場合を除き、緊急離脱システム(ERS)又は同等な手段を備える。また、ドライディスコネクトカップリング以外の接続方法を採用する場合にはリスク評価を行い、燃料取扱いマニュアルにはリスク評価に基づく特別な考慮が認められたことを含める(4.2.2, 8.4.1から8.4.3)
2. 燃料調整室には5kg以上の容量の持運び式粉末消火器を2026年1月1日以降の最初の検査までに備える(11.6.2)

(次頁に続く)