テクニカルインフォメーション - テキスト版 -

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MEPC 78の審議結果の紹介

発行番号: 英語版 (3888kb)

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発行日:2022 年 08 月 19 日

2022年6月6日から10日に第78回海洋環境保護委員会(MEPC 78)が開催されました。
今般、IMOよりMEPC 78の議事録及び決議並びにサーキュラが発行されたことから、次の通り同会合の情報及び審議結果をお知らせ致します。

1.温室効果ガス(GHG)関連
地球温暖化対策の観点から、温室効果ガス(GHG)排出の抑制が世界的な課題となっている中、国際海運からのGHG抑制対策はIMOにて検討が進められています。
IMOでは、現在までにエネルギー効率設計指標(EEDI)による規制、船舶エネルギー効率管理計画書(SEEMP)の所持、及び燃料消費実績報告制度(DCS)を導入しています。また、2018年4月に開催されたMEPC 72では、GHG 削減目標とGHG 排出削減策の候補を盛り込んだIMO GHG 削減戦略が採択され、国際海運の脱炭素化に向けたGHG 削減手法について継続審議が行われています。

(1)GHG排出削減のための短期対策
IMO GHG 削減戦略の短期削減目標では、2030年までに国際海運全体の輸送効率を2008年比で最低40%改善することが明記されています。この短期目標を達成するための対策として、MEPC 76では、EEXI規制と、燃費実績(CII, Carbon Intensity Indicator)格付け制度を導入するためのMARPOL条約 附属書VIの改正、及び関連するガイドラインが採択され、2023年より適用開始されます。

(i)CII燃費実績格付け制度
CII燃費実績格付け制度は、DCSにて収集したデータを基に毎年のCO2排出量の実績値となる attained CII を計算し、基準値との比較から格付け評価を行う制度となります。MEPC 76にて設置された通信部会では、燃費実績格付け制度を実施するための、DCSとSEEMPに関する関連ガイドライン、及び船種等に対するCIIの補正係数に関するガイドラインの検討作業が行われてきました。
今回の会合では、通信部会とMEPC 78に先立ち開催された中間会合(ISWG-GHG 12)を経て作成された関連のガイドラインが採択されました。
(添付 4-7、及び添付 10-13参照)
なお、CII規制の対象となる船舶については2023年からのデータ収集に先立ち、本船のSEEMPにCIIの計算方法、今後3年間のCII基準値、CII基準値を達成するための実施計画、及び自己評価及び改善に関する手順をSEEMP Part IIIとして作成し、確認証書(CoC)と共に船上保管する必要があります。

(次頁に続く)