テクニカルインフォメーション - テキスト版 -
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MEPC 77の審議結果の紹介
2021年11月22日から26日に第77回海洋環境保護委員会(MEPC 77)が開催されました。今般、IMOよりMEPC 77の議事録及び決議並びにサーキュラが発行されたことから、次の通り同会合の情報及び審議結果をお知らせ致します。
1. 温室効果ガス(GHG)関連
国際海運からの温室効果ガス(GHG)排出の抑制対策はIMOにて検討が進められており、現在までにエネルギー効率設計指標(EEDI)による規制、船舶エネルギー効率管理計画書(SEEMP)の所持、及び燃料消費実績報告制度(DCS)が導入されています。
また、2018年4月に開催されたMEPC 72では、GHG削減目標とGHG排出削減策の候補を盛り込んだIMO GHG削減戦略が採択され、国際海運の脱炭素化に向けたGHG削減手法について継続審議が行われています。
(1) GHG排出削減のための短期対策
IMO GHG削減戦略の短期削減目標では、2030年までに国際海運全体の輸送効率を2008年比で最低40%改善することが明記されています。この短期目標を達成するための対策として、前回のMEPC 76では、EEXI規制と、燃費実績(CII, Carbon Intensity Indicator)格付け制度を導入するためのMARPOL条約 附属書VIの改正、及び関連するガイドラインが採択され、その後、燃費実績格付け制度を実施するために通信部会を設置して、DCSの関連ガイドラインとSEEMPガイドラインの改正、及び船種等に対するCIIの補正係数に関するガイドラインの作成作業が行われています。
この通信部会による作業は来年春に開催予定のMEPC 78において最終化し採択される予定となっていますが、今回の会合ではガイドラインの最終化に向け下記の事項について合意しています。
- 複数の満載喫水線証書を保有している場合、年間のCIIを求める際に使用するDWTやGTについてDCS認証ガイドラインで規定する
- 補正は、CIIの基準値ではなくCII値の計算にて適用し、補正後のCII値にて格付けを行う
- CII値やその補正係数など関連するデータは、DCSの情報と併せてIMOへの報告が必要
(次頁に続く)