テクニカルインフォメーション - テキスト版 -
ClassNK テクニカル インフォメーションのテキスト(先頭から約 2000 字分)を表示します。
詳細については、発行番号をクリックして、PDF ファイルを参照下さい
このテクニカル インフォメーションは、2022 年 08 月 19 日付で絶版となっています。
MARPOL条約附属書VIの改正に伴い要求されるEEXIに関する検査及び証書について
2021年6月に開催されたIMO 第76回海洋環境保護委員会(MEPC 76)において、2030 年までに国際海運全体の輸送効率を 2008 年比で最低 40%改善するための短期対策として、技術アプローチであるEEXI 規制を導入するための MARPOL 条約 附属書 VI の改正(IMO決議MEPC.328(76))が採択され、2022年11月1日に発効いたします。
EEXIはEEDIと同様の算式により計算され、「1トンの貨物を1海里輸送する際に見込まれるCO2排出量」を表しています。完工日を問わず400 GT以上の国際航海に従事する全ての船舶がEEXI規制の対象となり、EEXI値を計算することが要求されます。さらに、規制対象のうち一定サイズ以上の船舶については、2023年時点の新造船のEEDI規制値と同等の規制値を満足することが要求されます。EEXI規制では、バルカー、タンカー、自動車運搬船などはEEDI規制のPhase 2相当、コンテナ船、一般貨物船、LNG運搬船、ガス運搬船などはPhase 3相当の規制値が求められます。このためEEDIのPhase 2又はPhase 3の規制値を満たしているEEDI規制適用船は自動的にEEXI規制に適合いたします。EEXI規制値を満足しない場合は、エンジンの出力制限や省エネ技術の導入等により本船のEEXI値を改善する必要があります。
2022年12月31日以前に完工した就航船については、2023年1月1日以降の最初のIAPP証書に関する年次検査、中間検査又は更新検査時までに適合する必要があります。また、2023年1月1日以降に完工する船舶については、完工時までに適合する必要があります。
弊会登録船でEEXI規制対象船は約7,200隻あり、エンジンの出力制限等、何らかの対応が必要となる船舶は約6,050隻あります。これはEEXI規制対象船の約84%に相当し、非常に多くの船舶がEEXI規制への対応が必要な状況となっております。
本テクニカル・インフォメーションでは、EEXI 規制について、その概要、規制への対応、EEXI図面審査、船上検査及びIEE証書発行/再発行の手順についてお知らせいたします。
・ EEXI規制の概要
(1) 400 GT以上の国際航海に従事する船舶がEEXI規制の対象となります。またEEXI規制は就航船だけでなく、規制が適用開始となる2023年1月1日以降に完工する新造船にも適用されます。2023年1月1日以降に完工する新造船については、完工時にEEDI規制とEEXI規制の両方を満足する必要があります。
(次頁に続く)