テクニカルインフォメーション - テキスト版 -
ClassNK テクニカル インフォメーションのテキスト(先頭から約 2000 字分)を表示します。
詳細については、発行番号をクリックして、PDF ファイルを参照下さい
このテクニカル インフォメーションは、2020 年 11 月 27 日付で絶版となっています。
連続最大乗船期間に関するAMSAの対応について
COVID-19の影響下、AMSA(Australian Maritime Safety Authority)は、乗組員の連続最大乗船期間に関する暫定的な取扱いについて、Marine Notice 04/2020を発行しております。概要は下記の通りですが、詳細は添付原文をご覧ください。
- 乗組員の連続乗船期間は、原則として11ヵ月未満であること。
- 連続乗船期間が11ヵ月以上13ヵ月未満の乗組員であって、有効な船員雇用契約書(SEA)を持つ者に対しては、旗国により承認された、連続乗船期間が14ヵ月を超えない送還計画書の提示が要求される。
- 連続乗船期間が13ヵ月を超える乗組員であって、有効なSEAを持つ者に対しては、旗国により承認された、連続乗船期間が14ヵ月を超えない送還計画書を提出するまで出港は認められない。
- 有効なSEAを持たない乗組員に対しては、送還を手配すること。これによりMinimum Safe Manning Requirement が満たされない場合、出港は認められない。
- 14ヵ月を超える乗船期間の延長は、あらゆる可能な努力がなされたこと、および当該乗組員が了解していることが示されない限り認められない。
現在、オーストラリアでは、法制上、乗組員の交代は可能とのことですが、COVID-19の影響により、平常時に比べ時間を要することなどが想定されます。オーストラリアにおける乗組員交代について、Australian Border ForceからFAQも発行されておりますので、添付をご参照ください。
なお、オーストラリア以外のPSC Inspectionにおいても、SEAの有効期限切れ等による指摘が相次いでおり、乗組員を交代するまでの間、長期間にわたり船舶が拘留されるケースも報告されております。
また、IMO/ILO/UNCTDその他団体から、国連加盟国に対し、乗組員交代に関する問題を解決するための早急な対策を求める共同声明が出されております(IMO Circular Letter No.4204/Add.30 on 11 September 2020)。本Circularに強制力はありませんが、加盟国に対し、11ヵ月を超えるSEAの延長の承認を控えることを要請する記載もあります。これを受け、今後、各旗国から何らかの指示が出ることで、SEAの延長が認められにくくなる事態も想定されます。
(次頁に続く)