テクニカルインフォメーション - テキスト版 -

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MEPC 71の審議結果の紹介

発行番号: 英語版 (1572kb)

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発行日:2017 年 10 月 05 日

2017年7月3日から7日にかけて開催されたIMOの第71回海洋環境保護委員会(MEPC 71)での情報及び審議結果について、次の通りお知らせいたします。

1. バラスト水管理条約関連
船舶のバラスト水の移送による海洋生態系への悪影響を防止するため、バラスト水管理条約が2004年に採択されています。同条約では、船舶に対して沖合におけるバラスト水交換(D-1規則)を実施するか、バラスト水排出基準を満足するバラスト水処理装置の使用(D-2規則)が要求されています。同条約は、フィンランドの批准により2016年9月8日に発効要件を満たし、2017年9月8日に発効しました。

(1) バラスト水処理装置の搭載時期見直し
2013年に開催された第28回IMO総会において、バラスト水処理装置の既存船に対する搭載義務期限(D-2規則の適用日)を、条約発効後に行われる最初のIOPP更新検査まで延長することを認める総会決議A.1088(28)が採択されました。MEPC 69ではこの内容を反映したバラスト水管理条約 B-3規則の改正案が承認されており、条約発効後の2018年春に開催されるMEPC 72で採択される予定となっていました。
前回のMEPC 70で、インドとリベリアは修繕ドックの容量不足等を鑑み、既存船への搭載義務期限を前述の改正案よりも更に延長することを提案しました。審議の結果、前述の改正案通りの搭載義務期限を維持すべきとの意見と、IOPP更新検査以降の適切な時期まで更なる延長が必要との意見に分かれたため、MEPC 71にて更なる審議を行うことになりました。今回の会合では、総会決議A.1088(28)に基づく改正案と更なる延長を認める代替案との折衷案が提案され、審議の結果、新造船及び既存船に対するバラスト水処理装置の搭載義務期限を、以下の扱いとするバラスト水管理条約B-3規則の改正案が承認されました。

- 2017年9月8日以降に起工する新造船は、完工時
- 2014年9月8日から2017年9月7日までにIOPP更新検査を行った既存船舶は、条約発効後に行う最初のIOPP更新検査完了時
- 上記以外の既存船舶は、条約発効後に行う2回目のIOPP更新検査、又は2019年9月8日以降に行うIOPP更新検査のうち、いずれか早い検査の完了時
- IOPP証書の所持が要求されない既存船舶(総トン数150GT未満の油タンカーと総トン数400GT未満の油タンカー以外の船舶)は、2024年9月8日まで

(次頁に続く)