テクニカルインフォメーション - テキスト版 -
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MSC 96の審議結果の紹介
2016年5月11日から20日にIMO(英国・ロンドン)において第96回海上安全委員会(MSC 96)が開催されました。今般、IMOよりMSC 96の議事録及び決議並びにサーキュラーが発行されたことから、次の通り同会合の情報及び審議結果をお知らせ致します。
1. 採択された義務要件
今回の会合で採択された主要な義務要件は以下の通りです。
(1) 救命艇等の整備の適正化 (添付1、3参照)
救命艇、救助艇、進水装置等の保守、作動試験、整備要件等を規定したMSC決議及び同決議を強制化するためのSOLAS 条約III章3規則及び20規則の改正が採択されました。
適用: 2020年1月1日発効
(2) ヘリコプター甲板及びヘリコプター着陸区域に対する泡消火装置 (添付2、3、5参照)
SOLAS条約II-2章3規則に定義されるヘリコプター甲板及びヘリコプターが臨時または緊急に着陸するヘリコプター着陸区域に対する泡消火設備の要件を規定したFSSコード17章の新設、及び同章を強制化するためのSOLAS条約II-2章18規則が採択されました。また、併せて同FSSコードの改正を取り入れるための2009MODUコード(推奨要件)第9章の改正も採択されました。
適用: 2020年1月1日以降の起工船
(3) 旅客船の避難解析 (添付3、17参照)
現行のSOLAS条約において、1999年7月1日以降に起工したロールオン・ロールオフ旅客船に対し、脱出経路の避難解析が要求されています。今回の会合において、ロールオン・ロールオフ旅客船に加え、36人を超える旅客船に対し避難解析の実施を強制化するSOLAS条約II-2章13規則の改正が採択されました。また、避難解析の適用拡大に伴い、避難解析の手法を定めた避難解析ガイドライン(MSC.1/Circ.1238)の改正も承認されました。(下記3.2.(3)を参照)
適用: ロールオン・ロールオフ旅客船
定員36人を超えるその他の旅客船で、2020年1月1日以降に起工する船舶
(次頁に続く)