テクニカルインフォメーション - テキスト版 -
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MEPC 69の審議結果の紹介
2016年4月18日から22日にかけて開催されたIMOの第69回海洋環境保護委員会(MEPC 69)での情報及び審議結果について、次の通りお知らせいたします。
1. バラスト水管理条約関連
船舶のバラスト水の移送による海洋生態系への悪影響を防止するため、バラスト水管理条約が2004年に採択されています。同条約では、船舶に対して沖合におけるバラスト水交換を実施するか、バラスト水排出基準を満足するバラスト水処理装置を使用したバラスト水交換が要求されています。
同条約は、30ヶ国以上の批准かつ批准国の合計商船船腹量が世界の商船船腹量の35%以上となった12ヵ月後に発効することとなっています。
(1) 条約の批准状況
2016年に入りベルギー、フィジー、セントルシア及びペルーが批准し、批准国数は51ヶ国、合計商船船腹量は34.87%となっています。
(2) 総会決議A.1088に基づく条約改正案
2013年に開催された第28回IMO総会において、現存船に対するバラスト水処理装置の搭載義務期限を、最大5年間延長することを認める総会決議A.1088(28)が採択されました。また、条約発効後、速やかに同決議に基づくB-3規則の改正を行うことが勧告されています。
審議の結果、総会決議A.1088(28)の内容を反映したB-3規則改正案が承認されました。同改正案は、バラスト水管理条約の発効後に開催されるMEPCで採択される予定です。
同改正案に従ったバラスト水処理装置の搭載義務期限
条約発効日の前日迄に起工した船舶: 発効日後の最初のIOPP更新検査まで
条約発効日以降に起工する船舶: 完工日まで
(3) バラスト水処理装置の搭載時期見直し
今回の会合でリベリアは、修繕ドックの容量不足が予想されることから、バラスト水の交換を適切に行うことを条件に、現存船へのバラスト水処理装置の搭載期限を更に延長することを提案しました。審議の結果、同提案に対して、今回の会合では特段のアクションは行わず、関係国に対し、次回以降の会合で更なる情報提供を要請することになりました。
(次頁に続く)