テクニカルインフォメーション - テキスト版 -
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EEDI認証に係る海上速力試験の準備、実施及び解析法について
MARPOL 附属書VI にて要求されるエネルギー効率設計指標(EEDI)の算出にあたっては、速力試験の結果をふまえた平水中速力の計算が必要となります。今般、速力試験の実施・解析法としてIMOのEEDI検査証書ガイドラインに規定されるISO規格が改正されましたので、その適用日並びに関連要件等をお知らせいたします。
1. 経緯
MEPC62(2011年7月)において、欧州の船主や研究機関より既存のISO15016:2002に対する問題点が指摘され、IMOはISOとITTC(国際試験水槽会議)に対して、当該規格を見直すことを要請しました。これを受け、ISOとITTCが協調して改正作業に着手し、ISO/TC8/SC6傘下のWG17において、ITTC推奨法(2012年版)の基本的概念を取り込みつつ、Iterative法と呼ばれる新たな潮流修正方法(周期的に変わる潮流を近似関数で表現した上で解析する方法)を追加する等の改正ISO規格案を作成しました。ISO内の規格策定手続きが完了し、2015年4月1日にISO15016:2015が発行されました。
2. ISO15016:2015の適用日
本年5月に開催されたMEPC68において、当該ISO15016:2015を海上速力試験の際に使用すべき実施・解析法として規定するようEEDI検査証書ガイドラインを改正することが合意されました。また、ISO15016:2015の適用日に関する審議が行われ、2015年9月1日以降にEEDI認証のための海上速力試験を実施する船舶から使用開始を推奨することが合意されました。なお、本年9月1日より前に速力試験を実施する船舶への先取り使用については、EEDI認証上、問題ございません。
3. ISOの改正に伴う速力試験実施・解析法の主な変更点
ISO改正に伴う主な変更点については添付1をご参照ください。ISO15016:2015では、速力試験の解析方法が変更されただけでなく、2002年版では規定されていなかった速力試験の実施方法に係る種々の制約条件が加わりましたので、本年9月1日以降もしくは初めて新ISOに基づく海上速力試験を計画される際には十分ご注意ください。
4. 速力試験解析ソフトウェアPrimeShip-GREEN/ProSTA
弊会では、造船所をはじめとする関連業界が新ISO基準に円滑に対応できるよう、ISO15016:2015に準拠した速力試験解析ソフトウェアPrimeShip-GREEN/ProSTAを開発し、本年5月1日にリリースしました。PrimeShip-GREEN/ProSTAは弊会顧客向けに無償配布しております。詳細は下記弊会ウェブサイトをご参照ください。
URL: http://www.classnk.or.jp/hp/ja/activities/primeship/index.html
(次頁に続く)