テクニカルインフォメーション - テキスト版 -

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MSC93の審議結果の紹介

発行番号: 英語版 (6019kb)

連絡先:

発行日:2014 年 08 月 19 日

2014年5月14日から23日にかけて開催されたIMOの第93回海上安全委員会(MSC93)での情報及び審議結果について次の通りお知らせいたします。

1. 採択された強制要件
今回採択された強制要件のうち、主なものは次の通りです。
(1) 操舵装置の試験要件(SOLAS条約II-1章第29規則)(添付1及び11参照)
海上試運転時に最大航海喫水の確保が困難な場合における操舵装置の試験要件を定めるものです。最大航海喫水で操舵試験を行うことに替え、以下いずれかの方法が認められます。
(i) 等喫水において舵全体が没水する喫水で操舵試験を行う。
(ii) 海上試運転時に没水する舵板面積を用い計算した、最大航海喫水時の場合と同等の舵力及びトルクがかかる速力で操舵試験を行う。
(iii) 海上試運転における操舵試験時の舵力とトルクを推定し、満載時の状態に外挿することにより、満載状態において十分な操舵能力を有することの確認を行う。

適用: 本船の建造日に関わらず適用できる。本改正が発効する2016年1月1日前であっても本改正を適用できるよう、早期実施を認めるMSC.1/Circ.1482が併せて承認されている。

(2) イナートガス装置搭載の適用拡大(SOLAS条約II-2章第4規則、IBCコード、FSSコード等)(添付1、3及び5参照)
イナートガス装置の搭載を20,000DWT以上のタンカーに義務付ける現行規則を、中小型のケミカルタンカーにおける爆発事故事例に鑑み、その適用対象を8,000DWT以上の油タンカー及びケミカルタンカーに拡大するものです。また、イナートガス装置の性能要件を定めるFSSコード第15章の改正があわせて採択されました。

適用:2016年1月1日以降の起工船

(次頁に続く)