2026年度の就航をターゲットとして、貨物としてアンモニアを運搬し、航海中はその貨物および貨物から気化するアンモニアガスを燃料として動くコンセプトのアンモニア燃料アンモニア輸送船の開発・運航を目指します。
日本郵船株式会社 | プロジェクト統括、船舶の設計・法規対応 |
株式会社ジャパンエンジンコーポレーション | アンモニア燃料2ストロークエンジン(主機)(注4)の開発 |
株式会社IHI原動機 | アンモニア燃料4ストロークエンジン(補機)の開発 |
日本シップヤード株式会社 | 船体開発・本船の建造手法の検討 |
一般財団法人日本海事協会 | アンモニアを主燃料とするアンモニア運搬船の安全性評価 |

AFAGCのイメージ
4. 期間およびスケジュール
期間:2021年12月~2028年3月31日(予定)

5. 各社概要
<日本郵船株式会社>
本社:東京都千代田区
代表者:代表取締役社長 長澤 仁志
ウェブサイト:
https://www.nyk.com/
<株式会社ジャパンエンジンコーポレーション>
本社:兵庫県明石市
代表者:代表取締役社長 川島 健
ウェブサイト:
https://www.j-eng.co.jp/
<株式会社IHI原動機>
本社:東京都千代田区
代表者:代表取締役社長 赤松 真生
ウェブサイト:
https://www.ihi.co.jp/ips/indexj.html
<日本シップヤード株式会社>
本社:東京都千代田区
代表者:代表取締役社長 前田 明徳
ウェブサイト:
https://www.nsyc.co.jp/
<一般財団法人日本海事協会>
本社:東京都千代田区
代表者:代表理事会長 坂下 広朗
ウェブサイト:
https://www.classnk.or.jp/
この件に関するお問い合わせ先:
◆日本郵船株式会社 広報グループ 報道チーム 担当 三澤
電話:03-3284-5177 メールアドレス:NYKJP.ML.MEDIA@nykgroup.com
◆株式会社ジャパンエンジンコーポレーション 総務広報課
電話:078-949-0800 メールアドレス:pr_info@j-eng.co.jp
◆株式会社IHI コーポレートコミュニケーション部 担当 小林
電話:03-6204-7030 メールアドレス:kobayashi4642@ihi-g.com
◆日本シップヤード株式会社 管理部 総務グループ
電話:045-212-8205 メールアドレス:info@nsyc.co.jp
◆一般財団法人日本海事協会 広報室
電話:03-5226-2047 メールアドレス:eod@classnk.or.jp
6. NEDO事業概要(参考)
本事業は、NEDOの助成を受けて実施します。NEDO事業の概要は以下URLをご参照ください。
https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101487.html
(注1) グリーンイノベーション基金事業
「2050年カーボンニュートラル」に向けてエネルギー・産業部門の構造転換や、大胆な投資によるイノベーションといった現行の取組を大幅に加速するため、
NEDOに2兆円の基金を造成し、官民で野心的かつ具体的な目標を共有した上で、これに経営課題として取り組む企業等に対して、最長10年間、研究開発・実証から社会実装までを継続して支援する基金制度。グリーン成長戦略において実行計画を策定している重点14分野を中心に支援が行われます。
(注2)CO2フリー水素
CO2を発生することなく生成した水素。CO2フリー水素を生成する方法として、再生可能エネルギー(太陽光・風力・地熱等)を活用して水素を製造する方法や、化石燃料( 天然ガス・石炭等)を活用し、発生したCO2を回収・貯蔵して水素を製造する方法などがあります。上記の方法により生成された水素を原料とするアンモニアはCO2フリーアンモニアとされ、燃料や水素のエネルギーキャリアとしての活用が期待されています。

(注3) 4ストロークエンジン
往復動エンジンの基本となる4つの工程(吸入、圧縮、燃焼・膨張、排気)をクランク軸が2回転する(ピストンが上昇と下降の往復を2回,つまり4回ストロークする)間に行うエンジンです。
ピストンのボア径や回転速度の設定により対応できる出力範囲が広く、舶用推進用、発電用に使用されています。
(注4) 2ストロークエンジン
2ストロークエンジンとは、エンジン1回転(ピストン1往復)あたり、1回の燃焼を行うエンジンのことであり、部品点数が少なく、軽量コンパクトであることが特徴です。
大型船舶の主機として搭載される2ストロークディーゼルエンジンは、排気タービン過給機が搭載され、超ロングストローク構造とすることで、熱効率は50%を超え、低回転/大出力を実現することにより、プロペラ効率を上げ、船舶の省エネ運航に貢献しています。
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