Press Release
標題:
船員の居住環境改善を目的とした船用水耕栽培装置の搭載に対するノーテーションを初めて付与
~東慶海運 ばら積貨物船 “ROYAL LAUREL”に対し~
2024年11月7日
一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、東慶海運株式会社が保有するばら積貨物船”ROYAL LAUREL”に対し、「ELW (HP) (Excellent Living and Working Environment (Hydroponics))」を付与しました。「ELW (HP)」は、船上の居住・労働環境改善に取り組む船舶のうち、船員への供給を目的として野菜等の水耕栽培を行う装置が搭載される船舶を識別する船級符号の付記(ノーテーション)です。本船は、本会船級船において「ELW (HP)」を有する初の船舶となります。
海事労働条約(MLC,2006)による規制を上回る労働環境改善への取り組みは、魅力的な職場環境を作り出すだけでなく、船員の疲労を軽減し、安全運航に寄与することも期待されています。本会では、船内環境の向上につながる対策や設備が提供されていることを船級証書上に記載するための要件を、「船上の居住・労働環境に関するガイドライン」に定めています。
本船に搭載されている兵神機械工業株式会社製「舶用水耕栽培装置」が、船上での使用を考慮し傾斜環境下においても作動するように設計されたものであることを確認し、本会は「ELW (HP)」を付与しました。
本会はELWノーテーションを通じて、船舶を魅力的な職場にするための先進的な取り組みの普及、発展を支援し、海事産業の課題解決に向けて貢献します。
以上
船用水耕栽培装置(提供:東慶海運)
関連プレスリリース:
「先進的な安全対策に関するガイドライン」、「船上の居住・労働環境に関するガイドライン」を発行
~先進的な安全、労働環境を目指す取り組みにノーテーションを付与~
https://www.classnk.or.jp/hp/ja/hp_news.aspx?id=7823&type=press_release&layout=1
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