Press Release

標題:
クルーズ船におけるバイオセーフティマネジメントシステム確立に向けた検討を開始

2020年6月3日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、一般社団法人日本外航客船協会(JOPA)と共にクルーズ船におけるバイオセーフティマネジメントシステムを確立するための検討を開始しました。

新型コロナウィルスの世界的な流行により、クルーズ船事業をはじめとした海事産業においても感染症対策への必要性が高まっており、JOPAは5月に「感染予防対策ガイドライン」を公表しています。

本会は、各種マネジメントシステム認証で培った知見・経験を活用し、海事社会における感染症対策へ貢献すべく、バイオセーフティマネジメントシステムの確立に向けた検討を開始しました。JOPAと連携し、国内クルーズ船会社、学識経験者、医療専門家、旅行会社などから構成される検討会(委員長:梅田直哉大阪大学大学院教授)を設置し、クルーズ船における感染症拡大の防止を目的としたバイオセーフティマネジメントシステム規格の策定とその対応の検討を行います。本会は、検討会の事務局として、この取り組みを推進していきます。第1回となる検討会会合は5月26日に開催されました。

検討会においては、JOPAのガイドライン、さらにWHOなど国際機関や関係業界のガイドラインも参照し、本年7月までに本規格の策定を目指します。今後、本規格に基づきクルーズ船会社が実施する対策を本会が認証することにより、海事社会における感染症対策及び日本のクルーズ船事業振興への貢献を図ってまいります。

【バイオセーフティマネジメント検討会出席組織】
委員:大阪大学(委員長)、株式会社産業医かつき虎ノ門事務所、郵船クルーズ株式会社、日本クルーズ客船株式会社、商船三井客船株式会社、株式会社JTB、一般社団法人日本外航客船協会、一般財団法人日本海事協会
オブザーバー:国土交通省、郵船クルーズ株式会社、日本クルーズ客船株式会社、商船三井客船株式会社、株式会社JTB、シルバーシー・クルーズ
事務局:一般財団法人日本海事協会

以上

ClassNK - EOD

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