「海事デジタル化に関するセミナー」
開催日:2017年 11月30日•12月1日
ビッグデータやIoTに代表される昨今のICT技術の進歩・普及には目覚しいものがあり、海事社会においてもICT技術の活用によるデジタル化が大きく加速しています。海事産業に新たな変革をもたらすICT技術に対する業界全体からの期待の高まりを受け、海事社会におけるデジタル化の動きを紹介すべく、“海事デジタル化に関するセミナー”を開催しました。
本セミナーでは、実運航データや3次元設計情報の利活用方法に加え、海事クラスターにおけるデータの共通化・共用化の促進などについて、海事クラスターより専門家を招聘し、ご講演いただきました。また、本会からは、デジタル化した海事社会における船級協会の果たすべき役割と、船舶データを利活用できる環境整備を目指した「船舶のIoT(IoS)オープンプラットフォーム構想」や、本年7月に策定した“研究開発ロードマップ”の基幹にも掲げております“検査技術の革新”、“革新的技術の開発“について、海事デジタル化に直結する取組みを紹介しました。
当日は多数の方々にご来場頂き、盛況のうちに終了することができました。ご来場くださいました皆様に厚く御礼申し上げます。
講演資料は、下記よりダウンロードできます。
本件に関するお問い合わせ先/一般財団法人 日本海事協会 技術研究所
TEL:03-5226-2737 E-mail:ri@classnk.or.jp
開催概要
- 開催日時・場所
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[東京会場]
2017年11月30日(木) 13:30 ~ 17:10
JA共済ビル「カンファレンスホール」[神戸会場]
2017年12月1日(金) 13:30 ~ 17:10
ラッセホール 2階「ローズサルーン」
- 主催
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一般財団法人 日本海事協会


講演内容
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基調講演船舶航行とデジタル化
講演者 :
東京海洋大学
名誉教授 今津 隼馬 様 -
講演Ⅰ新スマナビ研の活動と海事デジタル化への挑戦
講演者 :
株式会社MTI
船舶技術部門
部門長 安藤 英幸 様
(新スマートナビゲーションシステム研究会 座長)
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講演Ⅱ海事デジタル・ICT時代における
イノベーション創出に向けた取り組み講演者 :
株式会社 商船三井
常務執行役員 川越 美一 様 -
講演Ⅲ造船設計製造のデジタル化とデータ活用に関する技術開発
講演者 :
東京大学大学院
新領域創成科学研究科
准教授 稗方 和夫 様
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講演Ⅳ造船・海事産業のための船舶製品情報共有基盤SPEEDSの提案
[東京会場]
講演者 :広島大学大学院
工学研究科 輸送・環境システム専攻
教授 濱田 邦裕 様[神戸会場]
講演者 :三菱重工業株式会社
船舶・海洋事業部 船舶・海洋技術部
先端技術グループ システム開発チーム
主席チーム統括 平木 常正 様 -
講演Ⅴ海事デジタル化に関するNKの取組み
講演者 :
一般財団法人 日本海事協会
技術研究所
所長 松本 俊之
*講演者の方の会社名、役職・所属については、講演当時のものです。