研究成果の発表

鋼材の液化アンモニアにおける応力腐食割れを包括的にレビューした論文がInternational Journal of Hydrogen Energyに掲載

研究報告者

一般財団法人日本海事協会 技術研究所安全性評価部門

研究の成果

燃料としての大規模利用が期待されているアンモニアは,鋼材に応力腐食割れ(SCC)を生じる恐れがある。アンモニアSCCは1970年代から1980年代にかけて盛んに研究されてきたが,その後の研究例に乏しい一方,アンモニアタンクの大型化にあたり高強度鋼適用の実現・タンク設計の最適化に向けて,アンモニアSCC防止策の発展が求められている。そこで,本研究では,鋼材におけるアンモニアSCCの研究を和英問わず総合的にレビューし,これまでの研究で何が明らかになり,今後何を研究するべきか明らかにした。


掲載ジャーナル:International Journal of Hydrogen Energy

論文タイトル:Stress corrosion cracking of steels in liquid ammonia: A comprehensive literature review

研究成果の発表に戻る