温度勾配型および温度平坦型のぜい性亀裂伝播停止試験によるアレスト靭性評価に関する研究開発
研究実施期間:2014年12月02日 ~ 2017年06月30日
共同研究者
一般社団法人日本溶接協会
研究の概要
UR S33では、高アレスト鋼板の要件として、ぜい性亀裂伝播停止靭性値(Kca値):Kca(-10℃)≧6000N/mm3/2とCAT(CAT:Crack Arrest Temperature/明確なクライテリアなし)が併記されている。これらの指標はどちらも鋼板のアレストじん性値を定量的に表すものであるが、その対応に関しては研究例がなく技術的にも不明確な部分が多い。この様な状況のもと、コンテナ船アレスト設計の国際標準化の観点から、CATの試験条件依存性、Kca値とCATの対応についての研究開発が必要であると考えられる。本研究では、温度平坦型のぜい性亀裂伝播停止試験によるCATの試験条件依存性を調査し、Kca値との相関を明確にする。