自動運航船の操船制御システム評価用操縦運動モデルに関する研究会 完了報告
2023年11月より開催してまいりました自動運航船の操船制御システム評価用操縦運動モデルに関する研究会は、2025年3月19日の第6回会合をもって無事に議論を完了いたしました。本研究会では、自動離着桟を含む港内操船の自動化を担う、操船制御システムのシミュレーション評価において、どのような操縦運動モデルが適切であるか、その要件と確認方法について議論を進めてまいりました。議論の結果は、添付の資料の通りとなっております。また、本研究会の成果は弊会の「自動運航、自律運航に関するガイドラインVer.2.0」において一部反映されているほか、残りの成果に関しても同ガイドラインの改訂に合わせて反映させる予定となっております。
本研究会は、国内の操縦運動および操船制御の専門家の皆様にお集まりいただき、毎回喧々諤々の議論を進めてまいりました。改めてこの場で関係各位に感謝申し上げます。弊所では引き続き、自動運航船の社会実装に向けて関係者と協調して取り組んでまいります。
成果物:
数学モデルの要件とその確認方法
自動運航、自律運航に関するガイドラインVer.2.0
対外発表:
- 「操船制御システム評価用操縦運動モデルの要件検討」
- 日本船舶海洋工学会講演会論文集Vol.39, No.2024A-OS5-1
本件に関するお問い合わせ先/一般財団法人日本海事協会 技術研究所 新技術部門
E-mail:ri@classnk.or.jp