Press Release

標題:
バラスト水管理条約発効に伴う技術規則の制定及び改正について

2017年9月8日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、本日付で発効した“船舶のバラスト水及び沈殿物の制御及び管理のための国際条約(通称、バラスト水管理条約)”が定める条約要件を取り入れた「バラスト水管理設備規則及び同検査要領」の制定、並びに関連する「登録規則及び同細則」などの一部改正を公表しました。

バラスト水管理条約は、国際航海に従事する船舶から取水地とは異なる海域に有害な水生生物が含まれている可能性のあるバラスト水が排出されることにより、海洋生物の生態系が乱されることを防止するための条約です。本条約では、バラスト水排出基準を満足するバラスト水処理装置の段階的な搭載、承認されたバラスト水管理計画書の設置、及びバラスト水記録簿の適切な保持・管理などが規定されています。

今般制定した「バラスト水管理設備規則及び同検査要領」では、上記バラスト水管理条約の要件に加え、国際船級協会連合(IACS)の統一規則、国内法や本会業務により得られた知見を取り入れ、規則要件として纏めています。また、当該設備規則を満足した船舶に付与する設備符号(BWM)に関する要件を登録規則細則に新しく規定しています。

当該規則の内容は、本会ホームページにてマイページのユーザー登録をすることにより、マイページの「技術規則等の一部改正」のページでご覧頂けます。
URL: http://www.classnk.or.jp/hp/ja/index.html

以上

ClassNK - EOD

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