Press Release

標題:
実船における就航後の船体性能解析および就航解析に対し、鑑定書を発行 ~中国塗料の船体データ解析サービス”CMP-MAP”の解析結果へ第三者検証~

2024年4月8日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、中国塗料株式会社が実施した就航船の実船データに基づく船体性能解析および就航解析の結果に対し、鑑定書を発行しました。

中国塗料は船体データ解析サービス”CMP-MAP”において、就航後の汚損、経年変化を評価するための規格であるISO19030*1に基づく解析手法による船体性能解析および独自の手法による就航解析を提供しています。この度、飯野海運株式会社の保有するタンカーから、株式会社シップデータセンターの運営するIoS-OP*2を活用することで中国塗料へ提供された就航後の運航データを対象として性能解析及び就航解析が行われました。

解析結果への第三者検証により、信頼性・透明性向上に繋げたいとの中国塗料の要請を受けた本会は、今回行われた解析の手順および結果を審査しました。実施されたデータ処理や計算が中国塗料の定めた解析手法に整合したものであることを確認し、鑑定書を発行したものです。

船舶運航の効率性改善に加え、GHG排出量削減の観点から、塗料、風力補助推進装置、省エネ付加物など様々な性能改善への取り組みが進むとともに、運航データが活用される環境が整備され、改善効果を評価していく機運が高まっています。本会は、業界のニーズに応じた認証メニューの拡大の一環として、性能解析に関わる検証の実践に努めてまいります。

以上

*1 ISO規格「船舶と海洋技術—船体とプロペラの性能の変化の測定」
*2 Internet of Ships Open Platform
https://www.shipdatacenter.com/

鑑定書授与式写真

(左より)
一般財団法人日本海事協会 会長 坂下 広朗
中国塗料株式会社 中国塗料株式会社 代表取締役社長 伊達 健士様
飯野海運株式会社 執行役員 星 啓様

ClassNK - EOD

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