Press Release

標題:
EVERGREENのネオパナマックス型コンテナ船に対し、 船上CCS装置に関わるノーテーションを付与

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、EVERGREEN社の所有するネオパナマックス型コンテナ船”EVER TOP”に対し、CO2回収装置および貯蔵装置(CCS装置)が搭載されていることを示す船級符号の付記(ノーテーション)”SCCS-Full”*1を付与しました。ネオパナマックス型のコンテナ船として、船上CCS装置搭載のノーテーションを有する世界初の船舶となります。

CCS装置はShanghai Marine Diesel Engine Research Instituteの設計・開発によるものであり、Huarun Dadong Dockyardで搭載工事が実施されました。本会は、CCS装置と本船への搭載設計について、本会「船上CO2回収貯蔵装置ガイドライン」に基づき、審査しました。また、HAZIDを通じたリスク評価および現地での搭載プロセスも検証し、所定の要件への適合を確認したことから、”SCCS-Full”を付与したものとなります。

本会は脱炭素化に向けた関係者の取り組みに対し、適切な基準提供および審査・証明を通じた貢献に引き続き努めてまいります。

以上


*1 Shipboard Carbon dioxide Capture and Storage-Full

本船写真(提供:Huarun Dadong Dockyard)


関連プレスリリース:
「船上CO2回収貯蔵装置ガイドライン」を発行~実プロジェクトを踏まえた安全要件、ノーテーションに関する規定を提供~」
https://www.classnk.or.jp/hp/ja/hp_news.aspx?id=9742&type=press_release&layout=1

ClassNK - EOD

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